[時事]うれしい誤算、最高のプレゼント

どんなに冷めた視線で眺めていても、やっぱり気になっていたんだとあらためて実感しました。
しかも前半から、組織だったほころびを見せない守備を続けてくれれば、「0対0の引き分け」に大きな期待を寄せざるを得ません。
勝利はおまけながら、最高のプレゼント。
サッカー日本代表が強豪国の1つ、カメルーンを撃破してくれました。


韓国と違って攻撃陣の一列目にタレントがいない日本が勝つとすれば、まさにこんな展開しかあません。
失点しないというのが最低条件です。
いまだに先発が固まっていない印象を受けるのはチーム全体としてそうなんでしょうが、活躍が期待されていた内田が欠けたことは、守備の不安定につながるんじゃないかと思っていました。
ピンチがないわけでは当然ないんですが、あれだけのパフォーマンスはうれしい誤算としか言いようがありません。


もちろん、戦前からの予想で、日本がグループリーグを突破するのはまだまだこれからの結果次第と言うことは分かっています。
この勝利は決して日本だけの力ではなく、テレビで見ているだけですが、カメルーンに問題があった印象を受けていますから、手放しで喜んでばかりはいられないのも承知です。
ただ無得点3敗というのがぼくの予想でしたから。
1998年に3敗した岡田が監督復帰だなんて、協会は何を考えているんだとまで吠えていたのを反省します。


次のオランダ戦がどんなに惨敗だったとしてもぼくは受け入れられそうです。
自力が違いますし、彼らはほぼ予選突破が決まっている別格ですから。
問題はデンマーク戦です。
今回の結果が引き分け以下でなかったことで、無理して内田を入れたり、トップに森本を入れたりして、バランスを崩さなくてすんで良かったと思います。


それだけにオランダ戦は、超攻撃的な布陣で臨んでほしいと思っています。
この日はきっとお祭りになるでしょうから。