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将棋7タイトル戦の1つ、棋王戦の最終局が30日に行われ、久保棋王が佐藤九段を退け、初防衛を果たしました。
http://live.shogi.or.jp/kiou/


やはり、と言って差し支えないでしょう。
久保2冠の充実ぶりがうかがえる1局でした。
終盤2転3転する局面も、冷静に応対できる棋力は、ただのさばき人ではないということでしょう。



敗れた佐藤九段も見せ場はいくつもつくりました。
これほどの人が今期、順位戦A級陥落してしまうなんて、将棋界はなんて厳しいんでしょう。



さて一方で気になるのが羽生3冠。
同日行われた王位戦挑戦者決定リーグで新鋭の戸辺六段に敗れ、まだ中盤ではありますが自力の目が消えました。
先だっての王将戦で久保棋王に2−4のスコアで敗戦。
若手の充実ぶりに比べると、「凋落」と言われても仕方ないかもしれません。


順位戦A級に渡辺竜王、久保2冠が昇級したことで、10人誰が勝っても「最強の挑戦者」がやってくることは間違いありません。
羽生世代に魅せられているぼくは、まだまだ一線で活躍する羽生3冠の姿を見たいのです。




あ、その前に、今期のA級覇者・三浦八段を退ける大仕事が待っていましたね。