[映画]岩崎ひろみからの帰還
天然コケッコーでぼくのハートを撃ちぬいた夏帆。
その後の不細工化からようやく帰還を果たし、スクリーンに戻ってきました。
試写会に行ってきましたのでご報告。
あらすじを簡単に
警察犬訓練士を目指す18歳の杏子。
入所した訓練所で体が虚弱なラブラドール・レトリーバーと出合う。
所長から「警察犬にはなれない」と宣告されるが、「私が警察犬にします」と宣言。
警察犬を目指す「見習い犬」と訓練士を目指す新米との成長を描く。
松竹が何年かに1度、必ずスクリーンに掛ける動物物の1本、期待はしていませんでした。
撮影側に「動物さえ使っておけば」という思いはなかったんでしょうが、じゃあ何を描きたかったのかといえばそれも見えてこない。
そもそもこの「きな子」という犬の物語はそれほど有名な話なんでしょうか?
ぼくが知っている範囲で言えば、「何度挑戦しても警察犬になれない、ザンネンなラブラドール」というものです。
そこに人間の成長をからめるのは、もちろんある話ですが、元のストーリーが貧弱なためか、物語になりえてない印象を受けました。
山本裕典演じる先輩訓練士の挫折なんか、ストーリーを膨らませる以外の効果はなかったような気がします。
もう少しいい扱い方があったのではないでしょうか。
期待はずれ、ではありませんでしたが、予想を大きく上回るかと言えば、「ま、こんなもんか」というのが率直な感想でした。
それでも画面に栄える夏帆やきな子のアップを多用したり、苦心の跡はうかがえました。
夏帆がかわいくてよかった。
金額で評価すると(標準 ¥1500)
¥900
です。
動物と子どもがお好きな方はどうぞ。