[その他]タイトルウオッチャーなら

佐藤九段は棋王位を獲りそこねましたね。
この5番勝負、4番まではすべて後手番の勝利となっていますから、最終局を決めるのはどちらが後手番を引くか、かもしれませんね。


ここ笑うとこですよ。





さて、将棋の2009年賞金・対局料ランキングが出ていました。
トップは羽生3冠でさすがの1億円超えでした。
http://www.asahi.com/shougi/topics/TKY201003170296.html



しかし、驚くことに20位でようやく1061万円。
どんだけ厳しいんだか。
つうことはですよ、対局だけで食べている棋士って、全体の3分の1いないんじゃないでしょうか?
08年実績になりますが、囲碁も似たようなものです。
http://metabo5k.blog109.fc2.com/blog-entry-202.html


渡辺竜王のブログを見ていると、もちろん対局が毎日あるわけでなく、というよりも月2、3回程度のようですから、収入がこの額であっても仕方ないと見る人もいるでしょう。
それでも凡人にはおよびもつかない対局を見せてくれる「芸術家」に対する報奨としては少なすぎるような気がします。
大リーガーになれば年収10億円も望めると知っていれば、棋士を目指そうという子どもがどれだけいるんでしょうか。


もちろんプロ棋士の収入は対局料だけではありません。
各地のイベント出演やアマチュアへの指導、講演料などもあるでしょうが、それもすべて強さがあってこそ。
それにかまける時間があれば、日々更新される将棋の研究に費やしてほしいのがファンとしての正直な気持ちです。


現役棋士は161人(引退が決まっている有吉九段含む)。
プロと呼ばれる四段になれるのは年間4人だけの狭き門。
これまでパトロンを務めてきた新聞社の経営状況を考えれば、そろそろ国が保護すべき分野になってきているのではないでしょうか。






あ、もちろんこれは、日本に将棋が必要だというファン意識に裏打ちされていることは言うまでもありませんよね?