[その他]竜王ブログコメント閉鎖と文化人のマツリ

将棋棋士渡辺明竜王が、ブログを持っていることは意外に多くの人が知っているんじゃないかと思います。
何せタイトルホルダーでこんなファンサービスをしてくれるのは渡辺竜王くらいです。
ブログ世代だからということでしょうか?
http://blog.goo.ne.jp/kishi-akira/


で、そのブログが9月8日を最後にコメント受付を終了しました。
翌9日に
「自分が小さい事は気にしない性分ならば良かったのですが、残念ながらその逆でして」
という竜王の言葉があったのみで、直接のきっかけには触れられていませんが、9月5日付の50件を超えるコメントを見ればなんとなく想像がつきます。
http://blog.goo.ne.jp/kishi-akira/e/c8d5ab7da61b9f04404385c23123bcb3


笑えるのは、将棋ファンというのは文化人が多いんでしょうね。
非常にこむずかしい小理屈をこねていて、しかも本質を射ていないという印象を受けました。
というか、ぶっちゃけで書いちゃえば分かるんでしょうが、それをわざとオブラートでくるもうとしているというか。



竜王のブログ、数カ月前にコメントを登録制にしたばかり。
それでも管理が行き届かなかったのか、コメント閉鎖に追い込まれました。


結局、渡辺竜王が将棋界で占めるポジションがこの状況を生み出したのでしょう。
ただの24歳の将棋棋士なら、どんなブログを書こうがこんな状況に陥ることはなかったはずです。
ところが彼はタイトル序列1位の竜王を持つトップランナーの一人。
今の将棋界の第一人者で、それに伴い最も名前が売れているであろう羽生善治4冠を追撃する次世代の旗手ですし、さらに羽生4冠が永世7冠になるための最後のタイトルの現保持者でもあります。
「敵役」になりやすい位置にいることは間違いないようです。



ぼく自身もタイトルウオッチャーとして羽生4冠の永世7冠獲得を見たいし、どこまでタイトル獲得数を延ばすのかにも興味があります。
渡辺竜王が無冠になろうとしったこっちゃありません。


それでも、現役トップ棋士が、ざっくばらんに将棋の話や日常話を書き込んでくれる場は貴重です。
こればっかりは羽生さんや佐藤さんに期待しようにも、本人の志向があるでしょうから、無理なものは無理です。
今はコメント受付停止ですんでいますが、ブログ閉鎖、なんてことも十分あり得るでしょう。
それでぼくみたいなのじゃない、まっとうな将棋ファンは納得するのでしょうか?
将棋ファンは自分たちの首を絞めているような気がします。



気になったのがこの書き込み。
http://blogs.yahoo.co.jp/shogituredure/17339434.html


  コメント受付けを停止して、双方向から一方通行にした以上、
  今後、渡辺竜王は、他の棋士の批判めいた文章は控えるべきだろう。


え〜っと、この書き込みのコメント欄にもありましたが、
「誰もがブログを持てる、という時点で双方向性は確保されている」
んだと思ってました。
ましてや渡辺竜王はファンを得てお金を稼ぐ人種です。
発言によってファンが増えたり減ったり、すべて自己責任ではないでしょうか?