[映画]魁!!男塾

キン肉マンキャプテン翼北斗の拳ウイングマン、流れ星銀牙ドラゴンボール聖闘士星矢シティーハンターついでにとんちんかん…。
ぼくがジャンプを読んでいたころは、600万部を超える超人気漫画雑誌でした。
その一翼を担うマンガの実写化ですが、2次元から3次元に移行するときは、思い入れが深い分だけ違和感が伴います。



あらすじを簡単に
真の男を養成するための私塾「男塾」。
そこに入学した新入生は一号生と呼ばれる。
一号生筆頭剣桃太郎をはじめ、富樫源次、虎丸龍次らは、教官・鬼髭や二号生らからのしごきに耐えつつ、男を磨いき、次第に友情を深めるようになる。
そんな折、かつての男塾塾生の伊達臣人が関東豪学連という暴力集団を率い、男塾を襲撃する。
私闘を禁じる塾長江田島平八は、「驚邏大三凶殺」で決着をつけることを提案する。



製作サイドはこの漫画が好きなんだろうな、と感じました。
民明書房」の解説は2回あり、しかもナレーションは一堂零であり北斗の拳2の次回予告を担当していた千葉繁
往年のジャンプファンはニンマリするに違いありません。


ただし、製作者の思い入れとは裏腹に淡泊なストーリーに辟易しました。
拷問に近い罰で鼻血を吹く富樫なんかは漫画的手法で面白かったのですが、なぜこの折檻を受けているのか、もう少し秀麿との関係を描いていないと理解しづらいと思います。
そのくせ富樫の淡い恋話なんか、いらないプロットを挿入して時間を無駄に使っているんですよね。
動きすぎる桃太郎は原作のそれとかけ離れた存在でした。



虎丸と富樫、桃太郎の関係が薄い中で三凶殺が始まってもおよそ感情移入ができません。
どうやら事前にあらすじを知っていることが前提になっているんでしょうね。
土台、四凶殺が三凶殺になるって、ファンとしてどうなの?


殺陣シーンもド派手なわけでもワイヤーアクション満載なわけでもなく、見るべきところはありませんでした。
というか、眠くなってしまいました。
うん、一ファンが映像作品を作ったので見てくださいね、という感じでしょうか?



金額で評価すると  (標準  ¥1500)



¥950


ですか。



すべてに置いて「浅い」と感じました。
続編を狙っていないのでしょうね、多分。




公式サイト
http://www.otokojuku-the-movie.com/