[映画]スパイダーウイックの謎

知らずに行ったら吹き替えでした…
そんなで、期待せずに見たのも奏功ですね。


あらすじを簡単に
朽ち果てた屋敷に越してきた母と3人の子どもたち。
屋敷を整理するうちに、双子の兄、ジャレッドは屋根裏部屋を見つけ、そこで封印された書物を見つける。
それは80年以上前、大大叔父に当たるアーサー・スパイダーウイックが、さまざまな妖精たちの秘密を書き記した妖精図鑑だった。
「決して読んではいけない」と書かれたメモに逆らい封印を解いたジャレッドは、書物を手に入れようと画策するゴブリンの主・妖精オーガに狙われることになる。




児童書とはいえ5巻ものの原作を2時間の映画に仕立てているわけですが、どこぞのライラと違いしっかりとまとまっていて、素直に「面白い」と思える映画になっていました。
常世界の話と日常世界の話がうまくミックスされていますし、ストーリーとして不足なし、という印象です。
長編をまとめた、お手本のような映画でした。



一方、2時間でまとめなければならないため、結末に向かって一直線で物語が進んでいくところが食い足りません。
もう少し余分な脂身がないと肉汁もなく、コクがほとんど出ていません。
父親に化けたオーガをどうやって見破ったのかとか、ところどころもう少し時間をかければぐっと面白くなるのではないでしょうか?



顔を知ってるキャストは一人もいませんでしたが、主人公のフレディ・ハイモアは、本当に双子がいるのかと思うような演技を見せてくれます。
演じ分けていたと知って、仰天しました。
それだけに字幕だったら…と悔やまれてなりません。
仕方ないんです、うちの近くのシネコン、字幕をやってないんですもの。



金額で評価すると   (標準 ¥1500)



¥1700


です。



ライラとか、ほかの児童文学映画化作品との比較になるので、若干高めですかね。
字幕だともう少し金額を上げられたんでしょうね。




公式サイト
http://www.sw-movie.jp/