[映画]少林少女

柴咲コウの魅力をここまで出した作品を、ぼくはほかに知りません。


あらすじを簡単に
大きな氣を内に秘める少女・凜が中国・少林拳武術学校で3000日の修行を終え、日本に帰郷した。
少林拳を広めようと意気込む彼女だったが、祖父が営んでいた道場は廃墟になり、師範は中華料理店の店長に転身していた。
その店で働くミンミンにラクロスをやらないかと誘われた凜はこう答える。
「私、ラクロスやります! そのかわり、みんなで少林拳もやろう!」



いや〜本広さん、やっちゃってますね、完全に。
前作「UDON」でも見られた
幾つかの素材を1つにまとめきれず、「生」の触感が残ってしまってる煮込み料理
という印象が、今回さらに強まっています。


ラクロスがやりたいのかクンフーの闘いを見せたいのか、はたまた友情モノなのかさっぱり分かりません。
全部が中途半端で、見終わった後に徒労感が残ります。
土台、敵役がなぜラクロス部のある大学学長じゃなければならないんでしょうか?
これもどっかのクンフーモノのぱくりですか?


少林サッカー死亡遊戯スパルタンXファミコン版)などを下敷きにしたパロディーがあるのですが、「ただ使いましたよ」という程度のもので挿入する意味があまりなく、笑うことすらできませんでした。


そしてラストシーンは本当に意味不明。
どうしたいんだ? どうするんだ? 本広!!



見どころは柴咲をはじめとする女の子たちの顔のみ。
時折見せる柴咲とキティ・チャンのアップは、はっとするほど美人さんです。
個人的には山崎真美がいた、という楽しみもありました。
真木よう子といい深津絵里といい、本広克行とは女性の好みが近いのかもしれません。
彼女らの大ファンなら一見の価値ありですが、そうでないならおすすめしません。
例え江口洋介仲村トオルのファンであってもです。




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です。



ところで富野由悠季はどこにいた?



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