[映画]ミス・ポター
試写会に当たったとかじゃなく、自分で選んだ映画はあんまり外れがなかったんですけどね…
あらすじを簡単に
1902年のイギリス、上流階級に属する女性が働くことなどありえない時代。
動物たちの絵を描き、物語を作るのが大好きなビアトリクス・ポターは一人の編集者ノーマン・ウォーンとともに世界一有名なウサギの絵本「ピーター・ラビット」を出版する。
本はたちまち大ヒット、そして2人は恋に落ちるのだが…
エンドロールが流れる前に、とりあえず「ヲイ!!」って突っ込みました。
まさかあんな終わり方するとは思いませんでした。
バリバリ消化不良です。
多分20世紀が始まったばかりのころ、女性の意識改革を象徴するようなヒロインを選んだのでしょうが、時代背景についての説明不足で、ポターが絵を描くことのすごさがまったく伝わってきません。
ということで、このドラマの目新しいところはヒロインが「ピーター・ラビット」の作者であるという1点になっています。
ストーリーも陳腐。
2人の別れの部分は「そらないべ」という感じでしたが、何を伝えようとしているのか意味不明。
こんなことならヒロインのモデルをJ.K.ローリングにしたほうがなんぼかましです。
レニー・ゼルウィガーはとても32歳の独身女性には見えませんでした、悪い意味で。
やぼったさ満点で、感情移入ができません。
期待していたユアン・マクレガーもなんだか、あのヒゲったらない。
で、ラストは「これは史実です」だなんて、まるでリアルなんだから面白くなくてもしょうがない、的な作り方はあきれるばかり。
金額で評価するなら(標準¥1500)
¥500
です。
期待の反動があるのは否めません。
唯一の救いは景色だけはきれいな点です。