[映画]サイドカーに犬

「春の雪」のころはまだ独身だったのに、久しぶりに主演作を見ると一児のママかつ離婚。


あらすじを簡単に
薫が小学4年の夏休み、母が家を出た。
代わりにやってきたのが母とは正反対のあけっぴろげな性格の「ヨーコさん」。
きまじめな薫には衝撃的な出会いだったが、知らず知らずヨーコさんに影響され、自分を解放させる喜びを知る。



個人的に竹内結子の顔が大好きなんで、演技が「つくりっぽい」のとか、ストーリーが単調すぎるのとかは問題ではありませんでした。
しかし、竹内好きのぼくをして、後半居眠りをさせる映画ってどんなんでしょうね?
気がつけば海のシーンが終わろうとしていました。
この映画を見た人に教えていただきたいのですが、ひょっとしてクライマックスだったのでしょうか?



原作は芥川賞受賞短編集に収録されているようですからしっかりしているのでしょう。
むしろ内面の変化を描こうとした原作をそのままスクリーンに反映させようとした作り手の問題なのかも知れません。
天然コケッコーがそうなんでしょうが、平坦な物語ならそれなりに映像化する方法があったように感じました。


とはいえ薫役の子役さんはかわいかった。
母親の逃走というよくよく考えれば人生の一大転機を、「理解していない」と言うより「考えたら負け」みたいな子どもらしいずるさがとても自然でした。


しかし冒頭に現在を持ってきて、過去を振り返る「セカチュー方式」そろそろなくならないもんですかね。
飽きました。


金額で評価するなら(標準¥1500)


¥800


ですか。


そういえばぼく、芥川的映画ダメなのをすっかり忘れてました。
あとは竹内結子フリークだけが見ればいいのでは?



公式サイト
http://www.sidecar-movie.jp/