オモヒデ霧消

月刊少年ジャンプ休刊!
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20070223030.html


いまだに火、土、日曜日を除く週4日漫画雑誌を読んでいるぼくですが、そういや月ジャンは読まなくなってもう20年近くなります。


理由は簡単で
「読みたいマンガがない」
から。


中学生のころだって、半分は「やるっきゃ騎士」のためですもの。
貸してくれるというのをむげに拒むことはできませんでしたよ、思春期ですもの。


月ジャンて何掲載してるんでしょうか?
「かっとび一斗」が「風飛び一斗」になったのは知ってます。
「わたるがぴゅん」は? 「タブルハード」は?


月刊少年マガジン」の充実振りとは対象的です。
大概の少年誌、大概の4コママンガ、ギャンブル系コミックの半分くらいを飛ばし読みしているぼくが、現在一番面白い雑誌を挙げるなら間違いなく「月マガ」です。


BECK
「capeta」
「海皇記」
「DEAR BOYS」
鉄拳チンミ
「C.M.B.」
なんと孫六
「YATAGARASU」
「花鳥風月紆余曲折」


一冊の中にこれだけぼくが読むマンガのある雑誌は本当に珍しい。
発行部数100万と聞いて、逆に「そんなもんなの?」と思ってしまいました。


一時期150万部を売り上げた月ジャンですが、39万部まで衰退してしまった理由は
1・集英社は社風として漫画家の引き抜きはしないため、てこ入れは新人育成を待つしかない(すぐに部数につながる手当てが出来ない)
2・しかも看板の週刊少年ジャンプがマガジンに押されているため、優秀な編集者をそちらにあつめなければならない
というあたりだと言われています。


でも、そうなら、普通に考えて井上雄彦を外に出すことはおかしいし、木多康昭ですらおしい。
しかも集英社第一級の大御所「鳥山明」はもう大作を描いてくれない。
同じ大御所でも、小学館高橋留美子あだち充は週刊で連載を持っているというのに。


結局1も2も成功していないようです。
育成と連携が上手くいってないんじゃ仕方有りませんねえ…


マンガは日本の文化財産ですから、競い合って伸びてほしいし、次の才能が描ける場は一つでも多い方がいいとも思います。
次の一手も検討中ということですから、どうか毎月始めが待ち遠しい、と思わせるような雑誌を提供してください。
読者からのお願いです。


http://b.hatena.ne.jp/entry/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070223-00000076-jij-soci