[時事]いまさらですが「あるある」です

風邪引いて死んでました。
復活しましたが咳が止まりません。
ぼくを知る人間なら「ああ、いつものあれか」と思うに違いありませんが…


あるある大事典」でデータのねつ造事件が連日報道されていますが、関西テレビの社長が辞任するやしないや…
この腰の重さは、ふつうに考えれば他人の真実を「あばく」存在である報道機関のトップとして考えられない行動ですが、きっと理由があるのです。


想像するに


その1 ねつ造はたいそうな問題じゃない
新聞に載っていたコメントの引用ですが、
「別にねつ造に驚きはない。ダイエットなんて効けばラッキーぐらいにしか思ってないから」
というコメントがありました。
つまり、ダイエット界に限定するなら、「効かなくて当然」という視聴者の認識があるのです。
もちろんテレビ局サイドもそれをよく知っています。
「それに全く効かないわけではないんだから、全部がうそじゃない」
と思ってもいるんでしょう。


その2 バラエティー番組に「やらせ」はつきもの
ほかの番組はよくて、なんで「あるある」はダメなの、という理論です。


関テレの動きの鈍さを見ると、問題を重大視していない様子がありありと見て取れます。
全国に電波を乗せたフジテレビが申し訳程度にしか謝罪していないのも、ちょっと考えればおかしな話です。
もちろん、同じマスコミが自分たちをこてんぱんにたたくわけがない、という打算込みでしょう。


これらを総合して考えたとき、テレビを見ているふつうの人たちは


「基本的にテレビの言うことは信用ならない」


という結論に行き着きます。


新聞も結構揺れている昨今、インターネットやフリーペーパーと言った媒体が進出している中、旧態依然の経営観念でテレビを運営して、ただでさえ高給取りのテレビマンがさらに役員給与という「サラリー」をたっぷりせしめる。
勧善懲悪モノの時代劇にすれば、いい脚本が書けそうです。


マスコミをマスコミが追い詰めることはできません。
結局自浄努力をしなければならないんですが、それもないようです。


今、テレビCMでは「この続きは●●のホームページで」とやっているのを見ると、水はテレビからネットに流れているな、と誰もが思っているでしょう。
緊張感のなさは結構です。
今の経営陣の退職金ぐらいは満額出るでしょうから。


残念ですが、20年後に退職を迎える世代の方々は、自分たちが無能な経営陣を持つ企業に入社したことを呪ってください、ご愁傷様でした。