オオカミがくるぞ

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070131k0000m040102000c.html
20年間無戸籍…。
個人的に、大人になるってことは責任を取るってのと同義だと思っています。
いまさら何を言っても失われた20年間を取り戻すことは不可能ですが、てめえの子どもを十分に育てられないような子どもが、社会で大きな顔をしてのさばらないでほしいと思います。


柳沢厚労相発言が世間を騒がせています。
女性を「産む機械」という発言は後先を考えない非常に子どもっぽい発言ですが、妻のことを「家内」という人では無理もないかもしれません。


安倍首相だって多かれ少なかれ古い家制度の信奉者ですから、部下が同じような発言をしてしまうのは仕方がないことだと思います。
むしろ、露払いだったのでしょうか?


それにしても御手洗経団連会長が、「もうこの問題はいいだろう」という趣旨の発言をしているのは、いただけません。
「あんたも同じかよ」と思ってもらいたいのか、「自民党愛」を強調するかの2つの効能しかありません。
あそうか、予算を早く通過させないといけないのか。


ちなみに「子ども2人以上が健全」発言は、たぶん「機械」発言がなければ問題にならなかったんでしょうが…
時期が悪いとしか言いようがありません。
以下毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070206-00000132-mai-pol
厚労相は「若い人たちは結婚したい、子どもを2人以上持ちたいという極めて健全な状況にいる」と指摘。国立社会保障・人口問題研究所の05年の調査で「いずれ結婚する」と回答した未婚男女の希望する子どもの数が平均値で2人を超えたことを踏まえた発言だった。


http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20070207014.html
東国原知事が、先の知事選で自民が擁立した持永氏を副知事にすえるのは非常に面白いやり方です。


ひとつは行政手腕の補佐役。
また、42人中30人という自民党県議団対策。
そして官僚出身ということで中央省庁、代議士だった父がらみで自民党など、人脈の活用。


以上の点からメリットは多いはずです。
実際のところ知事は宮崎を離れて長く、現地の職員や県議たちに嫌われては何もできない恐れがあるんですから。

しかも、持永氏も「宮崎のため」と知事に立候補したからには断りにくいですし。


ただ、このことから、東国原知事はそうとうの自信家だということが伺えます。
曰く「持永氏を飼いならせる、自民党には飼いならされない」。


田中康夫元知事は、やり方として、あれはあれでよかったんだと思います。
「主義主張が違う」と毛嫌いする人には、「あんたらが選んだ知事が決めてるんだから、まずはやらせてみろ」といいたいですね。
ただ「保守的」とは「冒険を嫌う」と同義とも見られます。
微妙な舵取りを間違えると、うっかり激流から弾き飛ばされるかもしれません。