[その他]新しい法律が必要です

和歌山・白浜に行って来ました。
通過は何度かありますが、まともな観光は初めて。
いや、白浜って浜が白いから白浜なんですね。
汚い砂浜しか見たことがないぼくには軽い衝撃でした。


で、3と1の子ども連れなんで、残念ながらビーチとは無縁。
水着姉ちゃんも、着替えずに道を歩いているの2、3人しか見かけませんでした。
というか、盆過ぎても泳ぐんですね、白浜では。


白浜の観光地の一つ、千畳敷
海に向かって畳を何枚も無造作に重ねたような岩が並ぶ風景がとても印象的で、この形になるまでに何千年、何万年もの時間がかかっているんだろうなと、悠久という言葉に思いをはせられます。


しかし、あるわあるわ、刻んであるわ「人の名前」。
入り口の「○文・○美」(○には同じ漢字が入ります)からげんなりでしたが、視線を海の方にゆっくり移すと、何百人もの名前が刻まれていました。
軽石とかと同じような材質なんでしょうか、どうやら簡単に掘れてしまうようで、床どころか壁面までびっちり…


観光地の思い出作りが、名前を刻むことでしかできないのであれば、想像力の貧困さを嘆いてください。
「すっげー景勝地」が、無残で哀れです。
この景色を作るために必要な時間からすればほんの一時しか生きることが出来ない人間が、さらに人生のほんの一瞬を使って風景をダメにするのをなんとも思わない米粒程度の脳味噌で、自由に行動することは止めてください。
やった本人は記念だと思っているかもしれませんが、2年もすれば忘れます。


教育族(文教族)とかいう国会議員の皆さんには、教育勅語を復活させるよりも、こういった文化財を保護する努力をしてほしいものです。
こんな法律はどうでしょうか。


彼氏彼女で連名した落書き
別れたら必ず彫った名前を消さないと15年の懲役刑


多分、少なくとも落書きが10分の1になるでしょう。


あ、逆に結婚率があがるかも!