[新聞]コメンテーターの役割

昨日の証人喚問や、相次ぐ少女殺害事件などが、連日報道をにぎわせています。
マスコミの中でも、視聴者の興味がありそうなものに飛びつき、時間をかけた周辺取材にあたるということで、最近ぼくはワイドショーに注目しています。


朝の報道番組もみのもんたの登場で一気にワイドショー化した感じですが、やはり2時から4時の時間帯にやっている「本家」は、奥様方をはじめ、視聴者の視線をひきつけようと手の込んだ作りになっているようです。


ワイドショーに付き物といえば各界の識者、コメンテーターの存在です。
事件の現場レポートなどを受けて、司会者が「どうですか○○さん」といい、それに何らかのリアクションをして「なるほど。では次のニュースです」って感じで進むわけです。


専門分野の知識を生かしたり、応用したりして、独自の観点から事件の新しい切り口を提供する、というのがコメンテーターの役割だと理解しています。
しかし、現在のワイドショーに登場するコメンテーターって、そういった役割を果たしているのでしょうか。


京都の塾講師が少女を殺害した事件について、経済コンサルタントの女性が「大人が精神的に成長せずに、子どもと同レベルに成り下がっているのでは」と語っていました。
そのコメントって、あなたじゃなくてもいいですよね。
もっと言えば、その人にふる司会者もどうかと思いますし、そういうことしか言えないコメンテーターを集めたテレビ局の見識を疑います。


肩書きが立派でも、たいしたことが言えないのなら、主婦代表とか高齢者代表とかの一般人を使ってはいかがでしょうか。
それなら腹も立たない。
そういう面では、一般人代表かつ文化人のふりができるテリー伊藤さんは立派だし、堅モンならなんでも一定以上の見識を示してくれる宮崎哲弥も安心感があります。


ワイドショー見るなら2時ワクッ!ですね。
終わるのが残念です。