[時事]とりかえばや物語

大相撲の名古屋場所が、14力士休場の上で開催されることが決まったようです。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100617-861507/index.htm


土台角界というのはですよ、15歳やそこらのまだまだ未熟な子どもが集まって来る世界なわけですよ。
東京の渋谷界隈で育った子どもたちばかりならいざ知らず、大概ぼくと同じように田舎育ちのガキばかり。
善悪の判断もままらなない時期に、周囲がみんな野球賭博をやっていれば、それは違法行為ではなく、遊びの一貫であると思って染まってしまうのは、ある意味仕方がないことなんでしょう。


だからこそ、師匠ではなく、親方がいるわけで、親として弟子たちを導いていかなくてはいけないと思うんですよ。
もっともその親も悪弊に染まりきってしまっているようですから、じゃあ誰が糺すんだということになりますよね。



大相撲はスポーツである前に、神を祭る儀式でもあると言われ、そこには神社や寺院と同じように一般人に計り知れない文化があるのは間違いありません。
ただ現在の相撲は電波に乗って公衆に見せるものであり、入場料などを徴収するわけですから、一般人との乖離があっていいはずがありません。
公益法人として税制上の優遇措置を受けているのなら、なおさらです。


もういっそのこと、短期間でいいので理事の過半数を相撲界以外から選出することにしてはどうですか。
もちろん理事長も力士ではない人間が務めるべきです。
そこまでして初めて相撲界の刷新が図れるのではないでしょうか。
川端文科大臣が「役員の総とっかえを」と言っているのは、個人的端的な意見ではないと思います。
http://sankei.jp.msn.com/sports/martialarts/100629/mrt1006291328003-n1.htm


ところでこの醜聞で、貴乃花親方の名前をまったく聞きません。
問題に関わっていないということならとてもいいことですが、それならそれで、何らかのリーダーシップを取ってもいいのではないでしょうか。
同門の元貴闘力の名前が挙がっているだけに心配でなりません。