[その他]父さんの音楽

ぼくがお父さんになってからというもの、流行の音楽というものにとんと疎くなっています。
これは巷のお父さん全般がどうということではなく、完全にぼく個人のベクトルがそこに向かなくなったから。
つまりは個人的な「老化現象」です。



そんなぼくが最近気になる楽曲を2つ紹介します。



1つはトータス松本の「みいつけた!」。
アンテナはNHK教育の人気番組「みいつけた!」からな訳です。
トータス松本ウルフルズ休止後出したファーストアルバム「FIRST」は、1枚を通じてバンドサウンドとは違った、より柔らかい仕上がりになっています、誤解があるかもしれませんが。
そのボーナストラックでもあるこの楽曲は、歌詞に物語性を持たせるわけではなく、言葉の断片をつなげて構成しており、リスナーが想像する余地を多く持たせた1曲になっています。
「たまご」はガラスより壊れやすく、けれども怖ろしいくらいの潜在性を秘めた子どもたちの可能性を比喩したものでしょう。
うちの1歳8カ月児も片言で口ずさむ名曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=wBxHeGD4Xz0&feature=player_embedded
http://www.youtube.com/watch?v=faFsCtib1zU&feature=related



もう1つはファンキーモンキーベイビーズのご存じ「ヒーロー」。
日テレの羽鳥慎一アナウンサー主演のPVは、常日ごろ仕事を言い訳に毎夜深夜の帰宅を繰り返すぼくにとって落涙の出来。
寂しいはずの息子が「アナウンサーになりたい」と書いちゃう作文のくだりはやりすぎですが、ハートウオーミングな物語。
作文を聞いた羽鳥アナの誇らしげな表情は作り物とは思えません。
「家族にとってのヒーロー」になれているのか、「七顛八倒」できているのか自省しつつ、仕事に向かいます。
http://www.youtube.com/watch?v=PD_uQZrHanA