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さて将棋の話です。
明日、15日から新年初のタイトル戦、王将戦が始まります。
羽生4冠が久保棋王を迎え撃つ世代間抗争となりますが、その前の13日に朝日杯将棋オープン戦がありました。
名前の通り朝日新聞社が主催しているタイトル戦に準ずるトーナメントです。



注目は本戦2回戦の羽生−渡辺戦。
名人対竜王という将棋界最高峰の2つのタイトルホルダーの争いで、羽生4冠が勝利しました。



で、翌日の渡辺竜王ブログがすごい。
http://blog.goo.ne.jp/kishi-akira/e/3a577a5f53307a4f15b835a73438bf15


渡辺竜王は対局後ほぼ毎回自戦記を書いていますが、羽生4冠との対局は戦局に対する勉強不足があったそうで、大変不本意だった様子です。


許可なくコピペしますが、




感想戦、本譜手順は検討するところがないので、定跡の研究。最新流行形を指して、研究に穴があって簡単に負け、じゃあどうすれば良かったか調べよう。これではまるで研究会。貴重な機会である羽生名人との対局があまりにもあっけないものになってしまい、悔しいです。」


棋士はどこか象牙の塔の住人のようで、分かる人だけが分かるという世界に思いがちですが、この書き込みには若いころに悩み、試行錯誤した自分自身を思いだし、胸が熱くなりました。


翌日の書き込みには少々照れもうかがえますが、これも25歳という若さ故と勝手に納得しています。
渡辺竜王のことが好きになってしまいそうです。