[その他]2人のMVP

日米とも野球のシーズンが終わりまして、ぼくが大好きなストーブリーグに突入しました。
ことし最後のビッグニュースは何といっても松井秀喜ワールドシリーズMVPだと思います。
http://www.sanspo.com/mlb/news/091105/mla0911051403009-n1.htm



さて、日ごろから野球が好きではないと公言しているぼくですが、なぜかイチローだけは別でした。
松井は好きとか嫌いとかはなく、その他大勢の野球選手と同様に、ぼくにとって余り真剣に見ようという対象ではありません。


で、松井のMVPを報じるテレビニュースの特集を見ているうちにあることに気付きました。


松井は過去、ことあるごとに
「チームへの貢献」
といった類の言葉を使います。
「個人の成績が良くてもチームが優勝できなければ」
というやつです。
つまりチームの中に松井(をはじめとする野球選手)はいるわけです。


対して、イチロー
「自分の記録(活躍)の延長線上にチーム(の勝利)がある」
と言います。



おおざっぱに分けると、
「チームプレーヤー」と「アスリート」なわけです。
ぼくはどうやらアスリートが好きなようです。



とはいえ、団体競技が嫌いなわけではありません。
サッカーもバスケットもアメフトも大好きです。
ですがこの3競技、チームプレーながら、個人の資質が問われる部分が大きいことに気付きました。
簡単に言えば、得点者と得点を演出できる才能を持ったプレーヤーがゲームの質まで変えられるということです。


古い言葉でいえば、ファンタジスタが存在できる余地が少ないのが野球ではないでしょうか。
イチローがいくら大リーグ最高の安打数を放ってもチーム成績が振るわないのをみればあながち間違ってはいないと思います。



ということで、今後もぼくは野球はシーズンオフのみに注目していきます。
野球はぼく以外の愛好家の皆さんが支えてくれることでしょう。