[新聞]ダウト!

麒麟です。
最近、東京ダイナマイトの「ボケとエクササイズ」にはまってます。
http://www.youtube.com/watch?v=a09zq4ztmWc&feature=related



さてきょうの新聞で、安土町長が、住民団体が行った自身のリコールを求める署名に異議を申し立てたという記事がありました。
異議の記事は検索できなかったのですが、リコールの内容は以下の通りです。
http://www.asahi.com/politics/update/0605/OSK200906050001.html



住民団体が集めた署名3931人のうち、908人分が無効のおそれがあるというものですが、これ自体は、ま、いいでしょう。
リコールの正当性についてどうこう言うつもりは全くありません。


個人的に気になったのは、読売新聞にあった以下の下り。


 (住民団体)代表は「町長はリコールを不成立にしたいだけではないか。あまりに情けなく、住民の気持ちを全く理解していない」と批判した。



ええっと、
「住民」
って誰?


よく、子どもがおねだりするときに、
「みんな持ってる」
とか言いますが、その類ですよね。
安土町有権者数の3分の1が3290人ですから、仮に3931人すべての署名が認められたとしても、半数に足りません。
それで、「住民」の「気持ち」を代表されても、ねぇ…。


これはまだしも3000人を超える人間の賛同が得られているということでしょうが、マスコミ、こういう書き方多くないですか?
記事をセンセーションにするため、結果読者をミスリードしてるなんてことはありませんか?


仮にも公器ですから、文章の端々に気をつけましょう。
もちろん、自戒を込めて。