[時事]バカな政治家、バカなぼくら

朝、NHKでやっていた主要各党の代表者討論を少しだけ見ました。
野党の追及が甘いのはいつものことですが、党首が替わったり、衆院3分の2の再議決権を当然のように行使することに恥を感じない自民党大島理森議員の態度がどうにも腑に落ちませんでした。


彼ら与党は、言ってみれば郵政民営化をすることを許されて現在の議席を与えられたにもかかわらず、時代がどう変遷しようが解散総選挙で民意を問うことなく、定額給付金がどれほど国民から支持されていないかを承知の上で、再度3分の2のパワーを使おうとしています。


あんたたちはだれの代表者なんだ??


選挙前戦術として、定額給付金だけ分離して検討し、さらに否決されることを盛り込んでその他の企業支援や社会保障に2兆円上乗せした補正予算を提出する、くらいのことを考えなかったのでしょうか?
そうすれば国民も溜飲を下げるし、支持する企業もうれしい、一石二鳥の結果がえられたのではないでしょうか?
みんな定額給付金は、もらう自分たち自身が強制的に金利が高い借金をさせられているという現実に気がついているというのに。


それをやれまた党首交代だ、衆院再議決だ、だれも喜ばない法案ばかり議決しやがって、だから自民党はだめなんだと言われるのも当然です。


前回の地域振興券同様、今回の給付金もどうせ公明党にすり寄ったもんなんだろうと邪推してしまいます。
もう国の借金を無意味に増やすのは止めてください。
ぼくの子どもが困りますから。


それにしても小泉解散の時、4年後がこんな暗澹たる状況だと想像して自民党に一票を投じた人はいたでしょうか?
これもバカなぼくたち国民のせいなんだと自省して、次の総選挙を待ち望みたいと思います。