[その他]タイトルウオッチャーなら言わずばなるまい

将棋の羽生名人が永世7冠を目指す戦い、「竜王戦」が10月からスタートしています。
昨夜第4局が終了、渡辺竜王がこのシリーズ初勝利を上げました。
http://live.shogi.or.jp/ryuou/index.html


タイトルウオッチャーとしては渡辺竜王の5連覇よりも、羽生名人の永世称号7冠に期待をしているので、実は気持ちが名人よりです。
が、7番勝負に3連敗して後がなかった竜王の初星にほっとしたのもまた事実です。


というのも率直な書きっぷりで、将棋ファン以外にも愛読者を持つ「渡辺明ブログ」の11月15日の項。
http://blog.goo.ne.jp/kishi-akira/e/d3ee1f116d9cbdba79e03fe90d62dd0e
これ、15日の午前中にはアップされていました。
文脈からしてみると、帰宅直後に書かれた物かもしれません。
ただの負けではなく、崖っぷちの状況に追い込まれた試合の終局後、ファンのためにコメントをアップするなんて。
24歳の青年竜王の砂をかむような短い文章にすっかり胸を打たれてしまいました。


第4局の初勝利、竜王戦中継ページの解説を見ても、竜王が勝ったというより負けがなかったと言いたくなる内容。
そのあたりの心境も素直に書かれています。
http://blog.goo.ne.jp/kishi-akira/e/62feef3135d68f246488bb53d4daabeb


羽生勝利を願うぼくとしては流れが変わってしまいそうな勝負でしたが、次世代を担い、将棋界のオピニオンリーダーとなってもらいたい渡辺竜王の1勝を、今はただただ祝福したいと思います。