[映画]西の魔女が死んだ

試写会に行ってきましたのでご報告。
まず、サチ・パーカーって誰だよ?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%81%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC



あらすじを簡単に
中学3年生になったまいに、祖母が急逝したという知らせが届く。
中学に入って間もないころ、まいは学校生活に適合できず、西の森に住む祖母の家で、1カ月ほど共同生活を送ったことがあった。
英語教師をしていた学校で祖父と出会い結婚したイギリス人の祖母は、なんと「魔女」の末裔だ、と告白。
先を見通す力を持つ魔女になりたいと願ったまいは、祖母の元で魔女修行を始めるのだが、想像に反して、修行は「早寝早起き、食事をしっかり取り、規律正しい生活を送る」というものだった。



見終わって最初の感想。



「道徳の教科書か?」



祖母と孫とのきずなや、正しい生活を送ることの大切さなんかを訴えたかったのかなと想像しましたが、とかくいろんな意味で「きれいな映画」をつくろうとして、深みが失われてしまっています。
メッセージが全然伝わりませんでした。


元ネタが児童文学ですから、子どもたちとその親が鑑賞対象になるんでしょうが、これ、映画館でやる必要があるんでしょうか。
学校で巡回上映すればいいのに。



キャスティングにも難があります。
サチの娘がりょう、というのは何となく分からなくもありませんが、サチの孫でりょうの娘がバリバリの日本顔というのはどうなんでしょう?
設定で言えばクオーターのはずですが、大森南朋の血が濃く出た、という言い訳でしょうか?
この2人が祖母と孫だと言って、きずなを説明しようったって胸にしこりが残るだけです。



金額で評価すれば  (標準  ¥1500)



¥950


でしょうか。



原作を読んでみよう、という気にはなりましたが、わざわざシャーリー・マクレーンの娘を連れてくるほどの物か、と言えば「微妙」です。



公式サイト
http://nishimajo.com/top.html