[時事]福田くん、起きて〜

次の日銀総裁人事をめぐって与野党がもめているようですが、耳を疑ったのが福田首相の発言。
「困りましたね。今度の人事は評判いいでしょ。専門家も経済界も賛成してますね。本当によく理由が分からない」
http://mainichi.jp/select/today/news/m20080312k0000m010073000c.html
本当に理由が分からないんなら、それこそが問題です。


しかし、専門家、経済界は納得しているのかもしれませんが、一般国民はどうなんでしょうか?


プロフィールを見ると武藤さんは2000年6月に事務次官就任。
2年半務めたということですから、2001年4月に誕生した小泉政権の財政に対して大きな責任を持つ人間でもあります。
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080308k0000m020112000c.html
http://mainichi.jp/life/money/news/20080308k0000m020114000c.html


ぼくは、今の経済問題が小泉政権のデフレ対策失敗から来ているという認識を持っています。
失敗の責任者に財政の舵取りを任せるのはいかがなものでしょうか?
福田首相をはじめ、与党の見識を疑います。



夕刊フジで元駐レバノン特命全権大使天木直人さんが以下のように述べています。


現在、日銀総裁人事をめぐり国会が空転している。政府与党やマスコミは「政策を政局の道具にするな」と、民主党中心の野党陣営を批判する。だが、天木氏は「政策と政局は一体。政策が違うからこそ政局が生まれる。『政争の具にするな』という主張は政権側やそれに近い人々の言い分であって詭弁だ。国会審議を見れば、福田首相や閣僚がまともに議論をしていない姿がよく分かる。国民に分かりやすい政局を作り、一刻も早く解散総選挙に追い込むべきだ」と話している。
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_03/t2008031135_all.html


自民党公明党、経済界の利益は、ぼくら一般国民のそれと相反するんだと、つくづく感じました。