[時事]感覚で生きる有権者

長崎市長選、元市課長の田上氏が当選確実に
http://www.asahi.com/politics/update/0422/TKY200704220148.html


こいつ、いつの間に選挙に出馬してたんだろう?
うちの地方では新聞でも小さな扱いだったため、ぼくはきょうのきょうまで田上候補なる人がいることを知りませんでした。


感覚的に「とむらい」を嫌った有権者が田上課長に流れたことは分かります。
ですが、この結果、伊藤前市長と同時に立候補していた3人の立場は?
何でしょう、これが民主主義における選挙ですか?
釈然としません。


伊藤前市長が死去することで選択肢がなくなるのならともかく、3人も候補がいてさらに補充する必要があったのでしょうか?
そして、「とむらい」批判を当て込んだ元課長がまんまと当選。
隙間狙いで当選できるだろうと考えたのでしょうが、絵図が分かりやすすぎて反吐が出そうになります。


そしてもう一つ、大きな問題がこれ。
「伊藤票」無効、期日前投票者から不満の声 長崎市長
http://www.asahi.com/politics/update/0421/SEB200704210002.html


選挙の投票率低下を防ごうと期日前投票の要件が大分緩和されています。
すなわち、期日前投票を促しているにもかかわらず、それに沿って投票すると「死に票」に。
7000人以上の有権者が今回の選挙に対して、意志はありながらも思いが反映されませんでした。
制度を考えた人たちの手落ちです。
投票率を上げてほしいのか、国民のために政治をしていることをアピールしたいのか、はっきりさせてください、この国の偉い人たち。