[マンガ]「ハチミツとクローバー」 羽海野チカ

あすの午前4時からW杯ブラジル戦です。
まっとうな会社員として見る予定は全くありませんが、楽しめそうな予感。
俊輔を上回るFKの名手ジュニーニョ・ペルナンブカーノとか出るんでしょうか?
ここでいいとこ見せなきゃいけない選手はきっとむちゃくちゃ頑張るんでしょうね。


さて本題。
何かの書評で、「のだめカンタービレ」とかと一緒に芸大系マンガにカテゴライズされていた本作品。
天才と天才、天才と凡人という対比の物語に興味があり、6巻まで読んでみました。


あらすじを簡単に−
彫刻と絵に天才を発揮する少女・はぐみとその周りの天才、奇才たちの群像劇。
簡単すぎますか?すいませんねえ、群像劇なんでつまびらかにしにくい!!


正直、誰が主人公か分からない。
それだけキャラが立っていると言うことでもあります。
でも、主流の間にちょっとだけ見える傍流の「チラリズム」に萌えるぼくとしては、傍流が主流になっている、というか、全部のストーリーが主流になっているこの作品にはちっとも萌えませんでした。
セイヤの活躍をよそに紫龍の苦戦とか、タッちゃんの快投の裏で負けたよ青南・西村、みたいな。
作者が自分が描きたいものを描きたいだけ描いている、視線がぼくら読者と同じなんじゃないかな、と思いました。
意図的な出し惜しみをしない。


見たいだけ見られるのでいいという意見もあるでしょう。
しかし、食べたいものを好きなだけ食べると食あたりになる、そんな感じです。
それぞれ1本のストーリーにまとめてもいいんじゃないかなと思いました。


ただ、時間進行の速さにはびっくりしました。
人気を当て込んでか、いつまでも1年生を繰り返す一堂零のようなマンガが増えているだけにここは好感が持てました。
桜木花道とは同時に高校入学したんですけどね…
彼らが夏のインターハイでの闘いを終えた頃にはぼくはもう大学生でしたからね。