[時事]嫌われ者、あるいは膿を出す

舛添要一参院議員が自民党を離党し、新党を旗揚げしました。
これでいわゆる「首相候補」に名の挙げられる(あるいは「た」ことのある)党員の離党は鳩山邦夫与謝野馨衆院議員に続き3人目です。
http://www.asahi.com/politics/update/0423/TKY201004230316.html



このニュースを耳にして、単純に思うことは、この3人が


「追い出された」


んだろうな、ということです。



ぼくの考えですが、今の日本で首相になろうと思えば、現実問題として民主党自民党に所属していなければならないと思います。
つまりはどんなに人気があろうが、所詮国会内に「数」を確保しないといけないからです。



で、自民党からしてみれば、執行部にしてみても若手にしてみても、舛添さんが邪魔になったんでしょうね。
執行部は影響力を持ちながら執行部批判をする点、若手は自民党を変えようともしないのに国民への影響力だけ持つ点が。



しかしこの3人が離党したからといって、一枚岩になれないのが今の自民党の弱い点です。
ひいては国民にとっても、政権交代の担い手となりうる健全な自民党再生への道がまた遠のいたことは残念なことです。


いずれの新党も単独で国政を担いうる存在にはなりません。
今後の連携、あるいは合併含みだと思います。



個人的には、参院選があるからと言って動向を先延ばしにせず、早く一定の「次の形」を示してほしいと思います。
参院選後にバタバタと形ができると、次の衆院選をどうしようかという検討すらいやになりますからね。