[時事]君らがやっちゃってくれたんだからね

沖縄・普天間の米軍基地問題が揺れています。
日米両政府に地元住民、移設先など、全員の考え方がまちまちという非常に難しい問題で、年内解決といいながら、どうなることやら、という印象です。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091117-OYT1T01070.htm


自民党の石破政調会長は上のように、「時間をかけるのは無責任」と宣ってますが、ここで考えなければいけないのは、では自民党政権時代に米国と合意に至った、キャンプ・シュワブへの移設は果たして正しかったのかどうか、ということだと思います。
いま、鳩山政権でこの移設を撤回しようとしているのは、結局、沖縄の人たちがそれを望んでいないという結論だからでしょう?
自民党は、いまのやきもきする状況を批判するより前に、自分たちが提示した案が正しかったのかどうかを検証すべきではないでしょうか。
キャンプ・シュワブの話を自民党幹部が全くしていないのが気になりました。


仕分け作業の話にしても、かつて自公政権時代に公明党が「やらないか」と持ちかけた経緯があります。
肥大化した政府の事業を収縮させなければ国の財政が持たないのは明白だったにもかかわらず、自民党はここに手を付けることはありませんでした。
そこには族議員がからんだ利権問題があったんじゃないかと邪推してしまいます。
個人的には、自民党大島理森幹事長と谷川秀善参院幹事長の評価が分かれている点がおもしろいと思いました。
http://www.asahi.com/politics/update/1117/TKY200911170460.html


自民党は、批判の前に反省が必要だと思います。