[その他]将棋ウォッチャーなら言わねばなるまい

将棋の王位戦第6局が8日に始まりました。
http://www.tokyo-np.co.jp/igo-shogi/50oui/


4勝先勝で、現在挑戦者の木村一基八段が3勝と奪取に王手を掛けています。
崖っぷちの深浦王位は、先の竜王戦のように3連敗4連勝と巻き返すことができるかですが、非常に厳しい情勢なのは間違いないでしょう。


ここ10年以上、将棋界のタイトルといえば、40歳手前のいわゆる羽生世代の棋士がほぼ独占してきました。
唯一の例外が、25歳の渡辺明さんが5期連続タイトルを保持している竜王戦ぐらいでしょう。


ところがことし、羽生世代と渡辺世代の中間にあたる久保利明さんが、棋王戦を制しました。
ぼくと同学年の34歳です。
もし36歳の木村八段が王位を獲得すれば、羽生世代以外のタイトル保持者が7つのタイトルのうち3つまでを抑えることになります。
(ちなみに残りの4つはすべて羽生善治名人が持っています)


これってつまり、「世代交代」ってやつじゃないですか!


羽生世代がタイトルをほぼ独占してきた10年という時間の長さも、続々と天才棋士が現れる現在の棋界を考えると驚異的なことですが、世代交代の4文字はなんだか胸に迫るものがあります。


王位戦と同時進行中の王座戦では、羽生4冠に28歳の山崎隆之七段が挑んでいます。
羽生びいきのぼくとしては、もう少し羽生世代の席巻が続くことを希望しているんですが…