ぼくたちと駐在さんの700日戦争

交番はよく見かけますが、駐在所ってまだあるんでしょうか?



あらすじを簡単に
1979年栃木。
いたずらに生きがいを感じる高校生「ママチャリ」と西条、グレート井上ら7人は、新しくやってきた駐在さんを標的に定める。
ところがこの駐在、やられたらやりかえす、何とも大人げない公務員。
しかもママチャリが憧れる「喫茶店の君」はヤツの妻だった。
ある日西条がバイクで事故し、重い病を抱えるミカちゃんと同じ病院に入院する。
ミカちゃんに手術を決意させるため、7人は一世一代、退学もかけたいたずらを計画する。



笑えた笑えた。
ずっと笑えました。
どの小ネタも全部笑えるのは珍しいことです。
ビッグウエーブはないものの、どれもコツコツ当ててくる、うまいな、と感じました。


市原隼人はどんなに熱い演技をしても程よいぬるさに落ち着く、そういう意味では希有な俳優ですが、今回は攻撃サイドが7人いるため、そのぬるさが気持ち良かったです。
対してディフェンス・佐々木蔵之介はいうことがない。
攻撃をすべて受け止めながら、落ち着いた公務員と大人げない駐在という二面性を両立させられるのは、彼と渡部篤郎くらいのもんでしょう。


マンガに流行の小ネタで笑わせて最後に感動、というヒットパターンを踏襲する筋書きは、練りに練った物ではないこともあり、笑えなかったらハイそれまでよ。
最初から最後のエピソードまでずっとオーソドックスで、「見たことがある」と言い始めたらそれでもおしまいです。
脇を固める6人の高校生が物足りない、特に「Sweet Rain」でもただ世界観を壊すだけの存在だった西条役の石田卓也は、ここでも世界観クラッシャーぶりを発揮してくれました。
その辺が気になる人がいるかもしれませんが、


ま、とにかく見てみって。
多分、楽しめるって。


って感じですね。



金額で評価すると  (標準  ¥1500)



¥1950



です。



古き良き時代、と言うヤツですが、ぼくは確実に生まれてるんですよね。
次は団塊ジュニア世代向けのものが流行る、という見込みでしょうか?



あと時効警察でもそうなんですが、麻生久美子、美人かどうかはわかりませんが、すごく美人に見えます。
大好きです。



公式サイト
http://bokuchu.gyao.jp/