[映画]スウィニー・トッド

ジョニー・デップは「ギルバート・グレイプ」ぶり?
それとも「エド・ウッド」ぶりかな?


あらすじを簡単に
19世紀のロンドン。
妻子に恵まれ、幸せな生活を送っていた理容師パーカーは、妻に横恋慕した判事ターピンにより無実の罪を着せられ投獄された。
15年後脱獄し、「スウィニー・トッド」と名を変えた彼は、妻が毒をあおったこと、娘がターピンの養女になっていることを知り、復讐を誓う。
狂気に駆られたトッドは、フリート街に開いた理容店でカミソリを片手に、来客の喉をかき切っていった。



個人的に怖い話、大嫌いなんですよね。
それでも興味を持ったのは、最近のデップがあまりにモテモテだから。
すごい役者ですね、いや、嫌みなしに。



ミュージカルを映画に仕立てているのですが、デップは歌がうまいというよりも、リズムに乗せてセリフをしゃべるといった感じでしょうか。
それがとてもリズミカルなため、上手い下手が気にならないどころか、物語のテンポを作っているようです。



物語は猟奇物。
なんで人々を殺していかなければならないのか、理由が分かりませんが、あえて言うなら「猟奇モノだから」。
シンドラーのリストとは違った意味で、モノトーンの画面に赤い血が映えます。


登場人物すべてが意味を持って登場しており、伏線を交錯させる上で非常に巧妙な構成だと感じました。
ある種の狂気を、成立させたデップと、狂気者の凶行を悲しい物語に仕立てたストーリーに脱帽です。
この映画のブラックコメディーも絶品でした。



金額で評価すると(標準¥1500)



¥1900


ですか。


¥2000を超さなかったのは、単純にぼくが怖い物語が嫌いだからです。
といいながら、レイトショーが終わった23時過ぎには恐怖心がすべて消えて、後腐れのない、いい映画だと思います。




公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/sweeneytodd/