[映画]ラスベガスをぶっつぶせ

原題「21」のままにすると、「24」からクレームがつくのでしょうか?
邦題にすると主旨がかわってくるんですが…



あらすじを簡単に
MITの優秀な学生ベンはハーバード医科大に合格。
洋々たる前途だったが、必要な学費は30万ドル。
時給8ドルで働く彼に、到底用意できる額ではなかった。
だが天才的な数学の才能を持つベンに、教授のミッキー・ローザが目を付ける。
ミッキーはカードゲームの21(ブラックジャック)の必勝法、カウンティングを行うチームに彼を勧誘する。
一度は断るベンだったが、奨学生となれる見込みもない。
ミッキーと学生5人でつくるチームとともに、ラスベガスでの「賭け」が始まった。



実話を元にした作品。
ですが、カウンティングがどのようなものかちゃんと解説をせず、ただ「必勝法だ」と言われても説得力がありません。
(カウンティングについてはこちら http://www.lvtaizen.com/casino/bj_origi/html/bj19.htm
ですから前半のポイントの数え方とその知らせ方に割いた時間は、ほぼ無駄。
唯一、チャンスの伝達方法だけが分かっていれば後半も見られる、ということになります。



コンゲームにしては伏線が少なく驚きがありませんし、普通のドキュメントにしては色がつきすぎです。
どっちつかずの内容。
見ていると時間がうまく流れているのですが、ただそれだけ、という感じも受けました。
題材が面白いというか、カジノがない日本人にとって興味深い「カジノの裏側」に迫る内容を期待すると痛い目を見ます。
邦題倒れです。


主人公ジム・スタージェスはどこかオトナになったダニエル・ラドクリフ風、ヒロイン・ケイト・ボスワースも「マイ・ブルーベリー・ナイツ」のナタリー・ポートマンにダブりました。
ハリウッドで流行の顔なんでしょうか?
ぼくの目が悪いだけかもしれませんが…。



金額で評価すると  (標準  ¥1500)



¥1050


です。



大きなる期待を抱かなければ、大きな失望もないという作品でした。
福本伸行に本を書いてもらえばいいのに。




公式サイト
http://www.sonypictures.jp/movies/21/