ライラの冒険 黄金の羅針盤

ハリー・ポッターの成功で、ハリウッドもジブリファンタジー小説ばかりを原作にしてますね。
ハリ・ポタシリーズが、上手くいった作品でも、原作の上手なダイジェスト版以上のものではないと言われているのに…


あらすじを簡単に−
地球に似たパラレルワールドでは、誰もが動物の形をした分身「ダイモン」(守護精霊)とともに暮らしていた。
ライラは幼いころに両親をなくし、冒険家の叔父の庇護のもと、オックスフォード大の学寮で暮らしていた。
そんなある日、謎の組織が次々と子どもを連れ去る事件が発生、友人ロジャーまで姿を消す。
組織の秘密がはるか遠い北の地にあると知り、ロジャーと子どもたちを救うため、ライラは真実を指し示す黄金の羅針盤とともに冒険に出かける。


見終わった直後の感想。


はあっ????


映画は2時間の物語だと思っていました。
もちろん1994年のフランス映画「ジャンヌ・ダルク」のように、死ぬほど長い作品はありましたが、あれはまだ上下編一挙上映でした。
それが良心だと思います。
ハリ・ポタですら1話1本完結と無理やりまとめているのに、それがなんだ、この映画は。
3部作だと冒頭でうたったのをいいことに、以下次回の未解決問題が山積み。
一方で「黄金の羅針盤」の内容が濃いのかといえば原作を読んでなくてもわかるくらいの端折り方。
次から次へと出てくる登場人物はほぼ説明不足で背景なし。
これは見に来た客をなめているとしか思えません。



ライラは結局何者なのか、どラッキーで問題を解決してはいますが、彼女をヒロインならしめているのは羅針盤を使える者という一事だけ。
コールター夫人をうまくだますところにちょっとした機知を感じますが、この辺の秘密も以下次回、でしょうか?



ただし、ライラ演じるダコタ・ブルー・リチャーズは可愛かった。
美人じゃないのに目を引きまくり。
94年生まれですから14歳ですか、外国の女性俳優には珍しく、年相応な感じ。
ニコール・キッドマンの不細工っぷりを帳消しにしてくれます。



金額で評価すると(標準 ¥1500)



¥700



ですか。


3部作全部待てる、気長な方だけどうぞ。





公式サイト
http://lyra.gyao.jp/