[時事]なおと、しっかりしなさい

民主党の代表選は14日、投開票が行われます。
菅首相と小沢前幹事長の一騎打ちですが、繰り広げられる舌戦を見ていて、菅首相の政治力に疑問を感じました。


前政権を担当した自民党は終盤、何度も総裁を交代しましたが、少なくとも支持率は交代直後の一時期持ち直しました。
なぜなら総裁選を一つの政治パフォーマンスの場として活用する術を知っていたからです。


首相が決まる総裁選は、非常に高い注目を集めます。
何度もテレビで報道されますし、言動は翌日の新聞に再録されます。
そこで国民が見るのは、政策よりも人柄です。
総裁候補同士が手を取り合い、あすの党の発展を誓う様は、一応国民に安心感を与えます。


翻って民主党、舌戦と言うよりも菅首相のののしりを見て、器の小ささを感じるのはぼくだけでしょうか。
特に受けて立つ側がこれほど相手を蔑むのは、相手を恐れているように見えるだけです。


小沢前幹事長は、すねに傷持つ身でありながら代表選という公に身をさらす場に立ち向かう様が、アンチ小沢からしてもなかなかに感動的です。
小沢を支える子分のために立ちあがったんだろうという予測も浪花節です。


菅首相誕生3カ月での交代には、自民党の終末を見るようで反対ですが、菅首相自体の資質には疑問を感じます。
そんな民主党内事情をさらけだした代表選、もっとうまくやれたのではないでしょうか?