[映画]DIVE!!ダイブ

沖津飛沫役の溝端淳平ハチワンダイバーの主役・菅田健太郎
この映画では、もっこりもこみちにしか見えませんでしたが。



あらすじを簡単に
坂井知季は、高飛び込みにみせられたごく平凡な中学生。
ある日、所属するミズキダイビングクラブ(MDC)が経営難を理由に、閉鎖の危機を迎えていると知る。
存続のための条件は、クラブからオリンピック選手が誕生すること。
知季はアメリカ帰りの女コーチ・麻木夏陽子の指導を受け、エリート富士谷要一、野性児沖津飛沫と切磋琢磨しながら、オリンピックを目指す。



色恋のパーセンテージを減らし、スポーツと青春に時間を割いた作品ですが、どうにも「あだち充」がちらつきます。
あだち充と言えば、落語に影響を受けた無駄ゴマと紙一重の間の取り方の名人。
「DIVE!!」原作の文庫本も分厚い上下巻です。
そうなるんだろうな、と思ってはいましたが、やっぱりこの映画もありがちな「端折って要約しました」という印象でした。
しかも人物ひとりひとりの掘り下げがまったくなく、「どうせ栄光と挫折を繰り返してオトナになるんでしょう」という、これも事前の読みを覆すことなく終了しました。


主人公が誰か、というかどこに力点を置こうとしているのかも分かりづらく、3人を並列で描こうとしているのかと思えば、最後の最後で「あの」始末。
中学時代の不安定な心のぶれの表現方法を知らないのでしょうか、知季と要一、挫折内容が雲泥なのに、挫折レベルがほぼ同じというのにもあきれました。



唯一の救いは、飛沫の彼女役の蓮仏美沙子。
知季の彼女役を見たとき、「この映画は男の子の物語なんだと強調したいのだな」と感じたのですが、役の重要度の低さにもかかわらず、画面に出た刹那にすべてをもっていっています。
「転校生 さよならあなた」とは打って変わった、清楚な少女にドキドキしました。




金額で評価すれば  (標準  ¥1500)



¥1000



です。


蓮仏美沙子に感謝しろよ、という捨て台詞です。





公式サイト
http://www.dive-movie.jp/