[映画]TAXi4

久しぶりの映画ですが、書けなかったのではなく、書く気力の問題ですね。
つぶあんこさんの筆力と筆量に脱帽です。


あらすじを簡単に
プジョーを駆るスピード狂のタクシー運転手ダニエルとドジな刑事エミリアン。
2人が今回立ち向かうのは武装強盗53件、殺人への関与122件、「ベルギーの怪物」と呼ばれる犯罪者。
コンゴへの移送まで1日、マルセイユ警察で預かることになったが、いつものドジで逃げられてしまう。
犯罪者の標的はモナコにあるベルギー王立銀行。
犯罪者一味にはエミリアンの妻で切れ者刑事のぺトラが潜入、秘密捜査に従事していた。
追うダニエルとエミリアン、はしゃぐマルセイユ署長。
果たして事件の行く末は?


まず断りを入れておきたいのは、ついつい気の迷いで、というか、ぼくの家から一番近い上映館がこれしかやっていなかったせいで、ぼくが見たのは「字幕」ではなく「吹き替え」でした。
おかげで「チープな雰囲気が逆に面白い」と思えるタクシーの醍醐味が、「ただただチープなだけ」の作品に早変わり、失敗しました。
いや、やめておこうとは思ったんですが、ついね、時間が合うのがこれしかなくて…


オリエンタルラジオ藤森のエミリアンはまだしも、中田のダニエルはひどい。
署長の高田純次は、配役した人間は「うまいことやった」と思ったのかもしれませんが、別人の体から高田純次が出てきているようで気持ち悪かったです。
高田純次は好きなタレントさんですが、それだけに残念。


しかし、チープなストーリーを金かけて作る姿勢には毎回感心させられます。
筋書きは突っ込みどころ満載。
こんな大物犯罪者が間抜けな部下をつらつら引き連れていることも、しらずに刑事を仲間にやとっていることも、犯罪者本人も全部がお間抜けにすぎます。
いわんや署長おや、です。
高田純次なだけにくどすぎるきらいもありました。
しかも渋滞ネタを2回使ったのはやりすぎでした。


でも総じて楽しめました、佳作です。
久しぶりに動くシセ(現役サッカー選手)を見られましたし。
ぺトラはかわいくないのに見ほれますしね。
カーアクションは思ったほど分量がないので、これを目当てに映画を見ようとする人にはお勧めできませんが。


ということで、返す返す吹き替えだったのが悔やまれます。


金額で評価すると(標準¥1500)


¥700


です。


あくまで吹き替え価格です。
字幕だったら(といって見ていないので想像でしかありませんが)¥1000超えてるんでしょうがね。



公式サイト
http://taxi4.jp/