[マンガ]ヲタ話

F.S.S.の12巻がいつの間にか出てました。
この「略称」と「いつの間にか」で何の話かわかる方は、残念ですが、立派なオタです。
いわんやぼくおやです。


ファイブスター物語も20周年ですって。
ぼくのファーストインパクトは中学1年の時ですから、かれこれ18年になりますね。
エルガイムとかダンバインとか(ザブングルも)、ガンダムの後継のようなロボットマンガが好きな少年時代のぼくが、F.S.S.を読み始めたのは極めて自然な流れだと思います。


キャラクターデザイナー永野護さんが延々描き続けてきた(間、休みありまくり)マンガです。
壮大な宇宙の物語で、多分規模としてはスターウォーズをはるかに凌駕します。


一度1巻が映画化されました。
角川つながりで藤川桂介の「宇宙皇子」と一緒に。
そういえば宇宙皇子も30巻くらいまでは買っていたことを思い出します。
いまではどこにあるのかも不明ですが。


遅筆が難点なこの作品、多分永野護は、最終回を描かないまま死んでしまうでしょう。
でも大丈夫、ストーリーは年表としてすでに最後まで書かれていますから。
永野はそれがあるからこそ描かなくてもいいや、と思っているに違いありませんが。


12巻も相も変わらずの永野節ですが、非常に楽しく読めました。


当時とは価値観とかもまったく違って、もうアニメどころかテレビもほとんど見なくなったぼくですが、男の子持ち前のコレクター精神が買い続けることを強制します。
不思議なもので、読んでいるとちゃんと前のストーリーを思い出すし、全く古さを感じさせません。


そういえば銀河英雄伝説をむさぼるように読んだ時期もありました。
ぼくの原体験にヲタがある限り、ぼくは永久に実学に、懸命に取り組むことはなく、雑学ばかりを貴重な物として暮らしていくのでしょう。


反省と自戒を込めて。